「お金」に、羽が生えて飛んでゆく

「お金が無いは、恥では無い」

と、言ってくれた人がいて、

おおいに、感動したことがある、

 

長い、人生、

お金は天下の回り物、

「あるときー!ないときー!」

悲喜交交、やって来る。

 

しかし、

「お金一番」の、物質社会の日本では、

お金が無いは、

悲しくないけど、「苦しいやん!」

お金には変え難い「命」はあるけど、

「しんどいやん!」

 

思い通りに、

「そうはいかん」のが、お金問題、

この問いには、

考えても、答えが出ない。

 

経営者には、

「儲け」があるけど、波があり、

サラリーマンには、

社会保障」はあるけど、儲けは無い、

有資格者は、

「専門知識」はあるけど、商才には劣ってる。

 

経済大国になった、平和な日本、

「お金はあって当たり前」、

お金の無い人は、論外で、

「貧困」が、分からない。

 

しかし、

世界のパンデミックで、

さすがの日本も、揺らいでる。

お金があっても、物がない、

物がなければ、

「生きてはいけない」と、思ってる。

 

お金の価値は、

どこまでも、交換条件、

「幸せ」だけは、積んでも買えない。

 

「貧困者」は、

お金に困ってるだけで、

幸、不幸は、別問題、

人格にも関係なく、

人道にも、外れてもいない、

「天下」が回ってこないだけ、

 

長いこと、

順番待ちはしてるけど、

私には、

「天下のお金」が、回ってきた試しがない、

やりくりする前に、

目の前を通り過ぎてゆく。

 

「お金」に、羽が生えて飛んでゆくのを、

何度も見たことがあるけれど、

何処かの誰かに、

回っていったと思えば、

「まあ、いいか」と、笑うしかないのである。