儚さなど、
微塵も感じさせないほどの、
満開の桜🌸、
集まれば、これほどの打ち出しはない。
桜が放つオーラの中で、
人々は、惹きつけられて、
癒されてゆく。
奥深く、
「女神と呼ばれる一本桜」が、
あると言う。
吹き荒れる、春の嵐の中、
花びらが、吹雪の様に、
舞い踊る。
孤高の中で、
凛として立つ姿に、
震えるほどの畏れを感じて、
魂が、浄化してゆく。
近寄りがたく、
後退りしながらも、
決して、見失う事はなく、
追い続けてきた。
緑の大地に根を張り、
両手いっぱい広げて、
哀しみを抱き締める姿は、
息を呑むほどに美しい。
心の奥深く、
映し出される、一本桜、
死ぬまでに、たった一度だけでも、
「女神の一本桜」に、
触れてみたい。