「私は、貴方の味方です」と、伝えたい

青空は、

秋の日差しに変わり、

吹く風は、爽やかで心地良い。

 

灼熱の夏を、

追いやった、秋の日常、

移り変わる四季に、ホッとして、

平和な日本に、安堵する。

 

果てしなく、遠く、

繋がった空の、向こうで、

ミサイルの音が、

微かに聞こえてくる。

 

「忘れては、ならない」

「慣れては、いけない」

この静かな平和に、甘んじて、

目を、伏せて、

耳を、塞いではならない。

 

世の中に蔓延る、

悲惨な戦争に、

日々繰り返される、

誰かのいじめに、

降りかかる、不都合から、

逃げてはいけない。

 

踏み出す勇気を、無くせば、

大切なものを、喪失する。

心の中に、

ミサイルの音が、鳴り続け、

いじめの叫びが、止むことはない、

 

皆んなが、

「知っているはず」の、

人の苦しみや悲しみから、

目を逸らしてはならない。

 

いじめを受けて、

泣いている、お友達の手を、

そっと、握って、

「私は、貴方の味方です」

と、伝えたい。