「もう、疲れました!」と、認めた時から

am 5時30分、

朝を告げる、

目覚ましのベルが鳴る。

 

ベットの中の、温もりの中で、

しばし「微睡み」

過去の出来事が、

走馬灯の様に「頭を巡る」

 

幸せと、不幸せが、

交錯する中に、

太陽の光が、差し込んでくる。

 

誰もいない、

何もしない、

どこにも行かない、

いつもと変わらぬ、日常が始まる。

 

「勿体ない一日」には、

したくなくて、

心の時計を、リセットする。

 

「追いかけてくる」想い出が、

背中を押して、

新しい年の、真っ白なキャンパスを、

渡される。

 

「描き続けた」人生は、

まだ、終わらないから、

「続きを描こう」と、

誰かの声が、聴こえてくる。

 

石畳の隙間から、

目にもとまらず、

小さな白い花が、咲いている。

冷たい風の吹く中で、

青空を、眺めてる。

 

誰にも、

止める事が、出来ずに、

走り続けてきた人生、

「もう、疲れました!」と、

認めた時から、

静かな時間を取り戻してゆく。

 

第二幕の、

セカンドステージ、

何を飾り、どんなドラマにするかは、

脚本次第。

 

「もう、勘弁してよ」と、

ペンを置いて、

白紙の世界の優しさに、

ゆだねた私が、

自然の中で、揺れている。