兄弟姉妹は、他人の始まり
後期高齢者を過ぎた、
友人、知人の親は、
ほとんど、亡くなってる。
そして、
誰もが、「親の死に目」と、
「相続のややこしさ」を、
経験している。
「親一人子一人」は、
揉めずに、スムーズだが、
ほとんど、
「法定相続人」は、数人はいる。
大金持ちでも、
小金持ちでも、
お葬式までは、仲良しであるが、
遺産相続は、別人のようになる。
親が生きてるうちは、
行事ごと、祝い事などあり
仲良しだが、
「縦のつながり」がなくなると、
「横のつながり」など、
木の葉っぱの如く、散ってしまう。
嫁に出た娘が、
「お母さんのものは、全部私!」
と、子供のように叫ぶ。
「家督相続は、長男の俺だ!」と、
豪語する。
一昔前なら、それもあるが、
現代では、
法律的にも、平等である。
揉めに揉めても、いつかは解決する。
その時には、
もはや、
兄弟姉妹でもなく、
親戚でも無くなる、
羽目に陥る。
お互い、残された時間も短く、
同じ産湯を使って、育った長い歴史も、
「お金」を目の前にすれば、
魔物が現れ、
「人生の最終章」を飾るのである。