平成生まれの若者に未来を託す

「ここ、繁華街?」
まだ7時にも、なっていないのに、人通りがない。
以前は、大阪でも、オシャレな雰囲気の街であったが、閑散としている。
猛暑のせいか、経済が低迷しているか、どちらかなと、考えながら通り過ぎた。
最近は、ネオンの光に比例して、店の中は賑わってるふうでもなく、店主に聞くと、
「あきまへんわ!」と、口を揃えて言う。
政府が働き方改革をすれば、それなりにメリットと、デメリットは出てくる。
仕事が終わった後に、名残惜しげにいっぱい飲んで、だべって帰ろかが、時間帯が合わず、
皆、家路にと、帰るらしい。
私たちの時代は、クラブや料理屋が、
第二の会議室と言われ、半分酔っ払ったところで、本契約が確約される流れであった。
坂本龍馬が、「カンパニィ」たるもの、公的であり、日本の国益を上げるものと、信じていたが、ここへ来て、日本を代表するconpanyの長年の、不始末、不正が、次々に暴露され、
その弁償金で、崩壊寸前である。
大義名分も、筋の無い幹部クラスの人間が、
テレビの中で、深々と、頭は下げているのは、
これからの裁判に、謝罪したことが、情状酌量になるからである。
無責任な会社には、命をかけてまで、働く必要はなしで、若い人達は、自分のための自由な時間を要求し、追い打ちをかけるように少子化の波。
働き手、それも、優秀な人材は、少ない。
もはや、就職のチャンスなど皆無で、椅子などない高齢者の私たちは、未来の日本に一抹の不安を感じている。
この年代が、作り上げた経済、しかし、ザルのように流れて行き、我が子供や孫たちはどうなるのか、心配と反省が入り乱れている。
先日、平成生まれの若者に聞くと言う番組があり、驚いた。
「今に、車は自動運転、免許証は取りません」
「かっこいい車なんかいらない、どこまでも、座ってればいける電車や列車や飛行機が、あるじゃん!」
「同じくらいの給料もらってるのに、男性が奢る必要なし。割り勘、割り勘」
と、笑いながら申しておりました。
そうやわーと、変に納得。
大きく変わっていく日本を、DNAが変容した
価値観も違う若者達が、バランスをとって変えていく。
「それで、良いのだ。」
その内、昭和生まれの人間が全ていなくなれば、新しい国になるだろう。
生まれ変わった素敵な未来になることを
願っている。