数十年前、まだ、世の中に、クレジットカードやキャッシュカードがなかった頃、現金が溢れかえるような時代があった。 自分の周りで言えば、企業戦士の夫たちは、 家庭を顧みず、まず夕食に参加などほとんどしなかった時代である。 彼らは、第二の会議と称し…

テレビのキャスターが、「どうか、命を優先してください！」と叫んでいる。 いつものことだが、日本は大雨、地震、何かが起こると、混乱して、全てが停止する。 防災のチームが結成され、防災のための会議が開かれ、そのために公費が使われてきたはずなのに…

長年、続けてきた手帳を読み返すと、ここ数年、毎年６月から７月にかけて、体調を崩し、 開業医や病院に通い詰めてる様子が記載されている。 数年前は、とうとう大病が来たかと、 検査や薬を積極的に、試していたが、体調は最悪で、遺書でも書かねばと思うに…

棺桶の中まで、持っていく秘密は、誰しも、一つや二つではない。 若い頃のハチャメチャと恥は、思慮深さも無く、傲慢さと若さゆえに、吹き飛ばしてはきたが、確実に魂は忘れてはいない。 善悪の判断は、既になされており、 「動機は何だったのか？」と聞かれ…

「こんな事、生まれて初めての経験ですわ」 とは、もう言えないくらい、今、日本の中で起こる出来事は、日常茶飯事になって来た。 のんきに、夕食を食べていたら、 あちこち、知り合いから電話が入る。 「芦屋川が氾濫しかけてるん？大丈夫？」 目の前の芦屋…

私のところに相談に来る人は、ほとんどが女性である。 男性は、仕事の合間に本心が見え隠れしながら 悩みが垣間みえてくる。 女性は感極まって、泣いたり、怒ったりしながら、こちらが受け止め、理解を示すと、ホッとして帰って行く。 男性は、抱え込んだ問…

「もう、この状態なら入院でしょう」 と、思っても、今はやすやすとは入院に、ならないのである。 独居の高齢者で、慢性疾患があり、意欲もなくし、身体的に体力は低下して、ベット上で寝たり起きたり、一日中、同じチャンネルのテレビが付けっ放し状態であ…