民主主義国家の国民として

民主主義国家である日本は、

現在、コロナ渦の中にいる。

 

毎日、各局ワイドショーでは、

人気のコメンテーターを招き、

白熱した議論が展開している。

 

相手は、大臣であったり、専門家である。

この人達を攻めても、解決はできないが、

視聴率も考慮して、感情論的にもなる。

 

コメンテーターも、毎回、同じ事の繰り返し、

我が事のようには、訴えられるが、

庶民のように、経済的にもお困りでないよう、

見受けられて、

「どっちも、どっち!」

と、こちらも本気で聞いてはいない。

 

民放テレビは、スポンサーに配慮して、

何処までも、進展しない案件を、

視聴率稼ぎもあって、手を替え品を替える。

 

政府の大臣や、分科会の委員達の、

言葉一つに揚げ足をとって、議論すれば、

2時間は稼げるのである。

と、言うことは頭に置いておかねばならない。

 

国民は、みんな知っているはず。

夏休みやお盆に帰れば、高齢者がいる、

お墓参りだけなら、ご先祖様も許される。

今年行かなくても、来年がある事を。

 

オリンピックでさえ、中止の兆し、

儀式や祭りができなくても、

神社、仏閣、消えはしない事を。

そんなに普段から信心はしていない。

 

美味しいもの食べたい、

海で泳ぎたい、

キャンプに行きたい、

ライブに行きたい、

こんな時こそ、子供達にも辛抱を経験させ

国際基準を教える良いチャンス。

 

皆、其々に困る事はある。

コロナの上に、洪水被害にあった人、

避難所で三密なんて守れない。

 

商売していて、売上が激減した人、

聴かせてなんぼ、見せてなんぼのアーティスト

死活問題が、発生する。

 

高齢者、持病を持つ人は、命に関わる。

外出さえ、ままならぬ。

経済だけが、困っていることではない。

 

日本は民主主義国家であることを、

今、忘れてはならない。

国民に権利があり、国民が決定する事を、

憲法で決まっている。

国民もまた、承知の上で、

自由を選んできたのである。

 

コメンテーターとやらが、

大臣や大学教授を

「アホ、馬鹿、間抜け」

と言おうが、牢屋には入らない。

 

「どうぞ、自粛してくださいね」

と、偉いお方が言おうが、

聞かんでも、おとがめなしである。

 

生まれたての赤ん坊も、家なきホームレスも、

我が日本国民である以上、

全ての人に、10万円給付金。

事業持続給付金、

家賃支援、

会社復帰融資金

などなど、コロナが原因でない場合も、

分かった上で、支援はされている。

 

親方日の丸のお金は、国民のものであり、

要求も請求もできるが、

日の丸カンパニーが、倒産すれば、

私達が、立ち行かなくなる。

 

長期戦に備えて、

国民は、取るべき行動、責任を果たす事。

政府は、責任逃れせず、サポートする事。

 

民主主義国家である以上、

高齢者の私にも、意見を言う権利だけはある。