元気な人が、減ってゆく。
朝から、
インフルエンザの予防注射に行った。
GO TOメディカルのキャンペーン?
みたいに、三密の中、満員状態。
テレビが、やんやと報道するので、
言われるがままに、日本人は動く。
次は眼科に向かい、目薬もらいに。
長椅子いっぱいに高齢者がすわり、
ソーシャルディスタンスは、どうなったん?
まるで、温泉巡りの様に、
お医者様をはしごする。
私は持病を持ってはいるが、
同じ歳でも、
びくともしない肉体の持ち主もいる。
自分のリズムで、プランを立て、
山登りやら、あちこち、旅に出る。
日常をすこぶる健康に暮らしていた人が、
完全にバランスを崩し、壊れてゆく。
「心療内科って、どうやって行くの?
精神科とは、違うよね!」
と、突然電話をかけてくる。
フラフラする
息苦しい、
涙が出てくる、
不安感が募り、頭がおかしくなる。
と、訴える。
「そこまで、自分のこと言える間は、
大丈夫!」
人に相談しているうちは、
まだ重度化には、なってはいない。
20代の時から、
心療内科という開業医もない、
病名もない症状と戦ってきて、
50年は経つ。
「苦しくて、死にそう!」
と、言い続けてきた人間が、
一人前に働いて、大病もせず、
生き続けてきた本人を目の前にすると、
相談者は、変に納得するのである。
絶対大丈夫と、思われていたはずの、
人も、会社も、制度も、
座屈してゆく現実が、露呈した。
ダメだと言われていたことが、
常識を超えた非常識が、
ひょっとしたら、
新しい世界を創造するかもしれません。