美しき女性たち

私の周りには、

綺麗な女性が、沢山いる。

魅力的で、美しいのに、

何故か、シングルである。

 

元より、結婚をしていない人、

一度はしたが、訳あってお一人様、

若い頃に、夫と死別して、未亡人、

 

大抵、それなりに見合った仕事をされて、

社会では、活躍されている。

とっくに高齢者の分野ではあるが、

経験と能力が認められて、

仕事は継続されている。

いわゆるベテランの域の人である。
周りもやめさせないし、
本人も、止める気はない様である。

 

私は、若い頃から、

業界を三つも変えたので、

思い込みも、執着もなく、

あっさり、身を引いたのである。

 

小さな窓口は開けてはいるが、

知る人が、のぞいて帰る様な、

中途半端なことを、続けている。

 

報酬はいただかないので、

仕事ではない。

この形が、ズボラな私にはぴったりである。

 

「好き放題」言って、

会話を楽しんでいるだけなのに、

「貴重なお話、有難うございました」

と、言われて帰っていく。

 

「えーっ!私何言ったん?」

と、本人がびっくりする。

 

美しき女性たちは、

美しければ、美しい人ほど、

人生はドラマチックであり、

輝く光の向こうに、影が見える。

 

多分、その光に誘われて、

有象無象が、集まって来るので、

巻き込まれて、翻弄されることもある。

他者からの、思い込みと観念が、

もう一人の自分を、作り上げてゆく。

 

私は、本人より、

もう一人の貴女と話す方が、楽しくて、

ついつい、

意外な言葉を、発する様だ。

 

まあ、前後の話はあれど、

滅茶苦茶な助言をする。

私は、先生だけど、教祖ではない!

 

昔から、

女性は、集まってくるが、

残念ながら、男性は近寄ってこない。