数々の試練と、悲しみを越えて、
たどり着いた今年最後の終着駅。
一人ぼっちで、歯を食いしばり、
友人と、励まし合い、
家族と、手を取り合って、
なんだかんだと、過ごして越えた。
命をかけた、厳しさの中で、
大人達は、家族の大切さを知り、
子供達は、自立を知った。
人任せ、大人任せでは済まない事を
自分がしなければならない事を
そして、マスクひとつで、
命を救える事を、学んだのである。
一年を、振り返れば、
コロナが遺した現実と悲しみ、
コロナで変容した暮らしと言葉、
「大丈夫?」
「元気で、生きていてね!」
「困ってる事、あれば言ってね!」
言う方も、言われる方も、
戸惑うほどの優しい言葉が、交錯する。
そして、
想定外の死がある事を、
予定通りにはならない人生を、
しっかりと、胸に受け止めて、
精神の高みへと、向かう。
粛々と、耐えて、
明るさを失わず、
皆んなで頑張った、令和2年。
とにかく、
明日はおめでとうである。