台本を読まない政治を

何もかもが、

肩透かしの様な日々が、続いている。

春の天気かと思えば、

騙し打ちの様な雪が、日本に降りそそぐ。

 

コロナの感染者数は、減ってるが、

街中の人達は増大傾向、

病院は、ひっ迫度合いが減少気味、

でも、自宅待機の死者数が伸びている。

 

オリパラ会長の交代劇、

素人でもわかるほどの、筋書き通り。

相変わらずの議員の銀座通いに、

ペコリと頭を下げて、離党して、

後ろ向いて、「あっかんべー!」

 

それを統治するリーダーは、

長男の不祥事に、

「人格は別!」と言いながら、

心ここに在らずの、不安顔。

 

「目を覚まさんかい!」

と言わんばかりの、

東北地震に、寝ぼけ眼で、登場しただけ。

こんな時だけは、いつもの台本は、

読まないで欲しい。

 

教科書や参考書を読むだけなら、

教師や講師は必要はない。

一国を担うリーダーや政治家達は、

自分の言葉で、発信していかねばならない。

 

なかには、

小気味いいほど、インタビューに答えて、

良し悪しは別にして、真実を伝え、

媚びない人もいる。

 

「頑張ってコロナに打ち勝ちましょう!」

「オリンピックを開催するために、

みんなで頑張りましょう!」

うんざりする様な、希望論を掲げても、

国民は現実を味わっている。

 

的確な判断と、処置を行い、

事態によっては、「トリアージ」を

決行する場合もある。

責任逃れの、覚悟のできない人達、

「こりゃ、だめだ!」

と、テレビの前で、がっくりする毎日である。