無理を通せば、道理が引っ込む

悪い事を知ってる人は、

正しい事も、良く知っている。

 

誰が考えても、それが正しい事を、

道理という。

「無理を通せば、道理が引っ込む」

と言う、昔の言葉がある。

 

今の日本は、

その言葉がぴったりである。

パンデミックの最中、

「オリンピックの祭典」など、

誰が考えても、悲しいかな無理な事であった。

 

アスリートの事情もあり、

国民の楽しみでもあり、

出来る事なら、開催はしたい。

しかし、無理である事を確信。

 

その無理を日本のトップの人たちが、

「無理を決定した」

人が死のうが、

店が潰れようが、

雇用を無くそうが、

開催を宣言したのである。

 

だから、

どれほどのアスリートが、

「金」を、獲得しようが、

理にかなった道にはならず。

 

人は、皆、本当は、

正しい事をしたいと願っている生命体である。

その心を踏み躙るような事は、

しないでほしい。

「無理」を通せば、正しい事が、

わからなくなるのである。

 

日本という国を、

教養も、品格も貶めるような決断を、

国を司る人がしてはならないと、

願って止まない。

どうあれ、歴史には刻まれ、

悲しみの時代となる。