高齢者の底力

たとえ、発熱してようが、

もはや、体感温度計は破壊されて、

分からないほどの、灼熱地獄。

 

40℃と言われても、

自分の体温を超えているわけで、

逆に、時々寒気さえもよおす。

 

私も含め、周りの高齢者のほとんどは、

なんやかんやと言いながらも、

無事ワクチン終了。

若者に助けられて、さっさと済ませて、

ケロリンである。

 

世間からは、

ご高齢、弱者と言われてはいるが、

実際は、土壇場には強いのである。

そして、長い経験から、

知恵だけは、働くのである。

 

普段は、杖を持ち、

重そうな買い物袋を下げて、

少し足を引きずり気味に、歩いていると、

お店の人やタクシーの案内係の人が、

親切に声をかけてくれるのである。

 

「心配ご無用、大丈夫ですよ!」

炎天下の中も、

台風もどきの雨の中も、

バリアフリーの行き届いていない、

日本の街中を、上手に歩く。

 

多少の不自由など、なんのその、

外出できてる高齢者は、

意欲と気合いは失わず、元気者。

 

そのおかげか、

高齢者のワクチン接種率の高さは、

群を抜いている。

パンデミックの最中でも、

「生き抜く力」は、すごいかも。