どこ吹く風は、上級国民だけ
最近は、
ガスも電気も水も、
いきなり、止まってしまう。
台風でもないのに、
ライフラインが混乱する。
毎年、師走になると、
あちこちの道路で、「ガス管工事中」は、
お正月前の恒例行事である。
「どうなってんのん?」
国も、行政も、
事が起こってから、大慌てで動き出す。
言いっぱなしで、実行してないのが露呈する。
そんな国も行政も信用なしで、
「個人でする!」と、奮起して、
家の備蓄品の入れ替えに、奔走する。
あちこちに、隠し持ったペットボトル。
飲んだ後、水道水を入れて残しておくと、
あっという間に、100本はたまる。
しかし、
古くなると、トイレの水にはなるが、
飲料水にはならない。
食料品も、賞味期限はとっくに過ぎて、
「食べられたもんやない!」
買い換えるには、
かなりの金額がかかるが、
もしもの時には、命を繋ぐ。
自宅療養は、自宅隔離であり、
他国で取り残されても、見放され、
オリンピックの、
残ったマスクや消毒液を、廃棄する国である。
「安心と安全」どころか、
ますます、「不安と恐怖」に襲われる。
何が起こっても、
「どこ吹く風」は、上級国民の人達だけ。
選挙の時だけ、高齢者の手をさすり、
「長生きしてくださいね!」
と言うくらいなら、
一年に一回位、備蓄用の水と食料、
配らんかい!と、言いたいのである。