一人時間の現在地

最近、

若者の間で、「一人ぼっち行動」のSNSが、

受けている様だ。

 

昔から、

集団行動、群れる、儀式、イベントなど、

人が集まる行動は、「苦手」であった。

 

取り止めも無い、意味のない、

お喋りは、「しんどかった」事を思い出す。

流れで、付き合うが、

途中下車して、雲隠れする。

 

よって、

若い頃の私のイメージは、

「何をしてるか分からん女の子」

 

いじめ様にも、

一人が平気、村八分結構、

仲間はずれは、寂しく無いので、

いじめがいが無いらしい。

 

私にとって、

「一人時間」は、官能の世界。

少し、大人のファッションで、

ウィンドーショッピング。

休日には、

「ホテルステイ」の一人旅。

 

実家にいても、結婚しても、

家の中には、

一人時間の「現在地」を、密かに確保。

好きな音楽や、読書に、書き物。

果てしない妄想も、夢の内。

 

長年、

一緒に暮らした、ワンちゃんだけが、

部屋の片隅で、静かに見守り、

私の世界を、行き来する。

 

独りよがりでも無く、

人嫌いでもない。

殺伐とした、渇いた社会から、

誰かの心を踏み躙る、人間関係から、

少し、解放される、私だけの自由時間。

 

地球の中でさえあれば、

誰も知らない雑踏の中、

一人ぼっちでも、寂しくはないのである。