生きてるだけで「儲けもの」
騙し打ちの様な昨夜の寒波、
まだ、どこかに潜んでいる様に、
冷たい風が、吹いている。
少し、雨で、濡れた道を、
太陽の光が、温めている。
緊急事態も解除されて、
久しぶりの美容院、
手入れもされずに、伸び放題の髪を、
バッサリ切って、スッキリしたい。
コロナ禍を経験してから、
人生の価値観も、生き方も変化した。
暮らし方も、自分の事も、
シンプルになってきた。
「買っとこか」が、なくなった。
「綺麗!」な、食器、
「好きな色」の洋服、
「便利そうな」電気製品。
物も、いらない物は増やさず、
身体も、贅肉は削ぎ落とし、
だらだら生きた精算の、後始末。
生きてるだけで、「儲けもの」
想定外の出来事も、
思いもかけない現象も、
移り変わる時代の中で、実感出来る。
見たこともない未来を、
どこまで、見れるかが、
楽しみになって来た。
澱みのない、スッキリした気持ちで、
過ごしていたい。