守られない女性達

一昔前、

妻が、働きに出る、

いわゆる「共稼ぎ」と言われていた。

 

事に仕える、仕事をして、

国に貢献しているにもかかわらず

お金に執着した、失礼な言い方である。

 

「共稼ぎ」をしている家庭に対しては、

「事情があるのね」

と、少々偏見気味の時代であった。

 

父からは、

「働かざる者食うべからず」で、育ち、

母も、有資格の職業婦人。

「経済的な自立が、重要」と、

お嬢様とは程遠い、厳しい家庭。

 

旦那様の恩恵受けて、

世間知らずの可愛い妻にはならず、

「守られない」女性で、生きてきた。

 

働けど、働けど、女性蔑視の時代、

呼び名も、

「BL」ビジネスガールから

「OL」オフィスレディになり、

訳の分からない和製英語

 

戦後、70数年、

働く女性にも、働く夫婦にも、

新しい制度や、社会保障も、

表向きは、変わってきた。

 

女性の進出も、めざましく、

公務員、民間企業、政治家、芸能人と、

発展はしてきた。

 

ジェンダー

リベラル、

ダイバーシティ

SDGs、

世界中が、フルスピードで、

進歩と進化していく中で、

 

幕府の手先みたいな、

「昭和生まれのおじさん」が、

女性に向かって、

「近うよれ」と、侮蔑の言葉が、

未だ、横行している。

 

そんな時代錯誤の人達が、

デリートされなければ、

本当の、ジェンダー社会は、

来るはずがないのである。