日本はどこに向かうのか

きつい、汚い、危険な仕事を、3Kの労働と言われていた話は、最近聞かれなくなった。
もはや、日本全国、猫の手も借りたいほど、人手不足は深刻である。
3Kの仕事など、来る人はいない。
労働者の待遇を改善しない限り、人手不足により会社が存続できず、倒産する羽目に陥る。
もう、人は頼れず、AIロボットに振り返るか、
他国の労働者に依存するしかないのである。
しかし、日本の法律は、かなり厳しい条件のもとにあり、今更緩和して法案を通すまで、時間がかかる。
夫が働く社会に、妻も働かせ、その代わりに子供を預かる保育園は無償化、しかし、保育士は足らずで、待機児童は減らずである。
子供は自立して、さあ働こうと思っても、親が倒れてデイサービスに預けたくても、ヘルパー不足で預かれず。
負の連鎖が続いている。
そんな時代に、働かずして、大金が入る仮想通貨に若者は踊らされ、詐欺まがいのネット販売に、高齢者が騙される。
時代の過渡期に動き出す闇の世界。
揺れ動く船体を立て直す次なる手立てを、政府は私達の知らない間に密約するかも知れない。
しっかりと目を開けて、耳を澄まして、船の行く先を見極めて行かねばならない。
日本という国のリベンジは、私達一人一人の問題であり、目を背けてはならないのである。