生活保護で、終わる人生。

全く、以前は、自分の身近には、聞かない言葉であった。
最近は、高齢の女性たちの会話の中で、話題になる。
元、富裕層の女性が、生活保護受給者に、なった話をよく耳にする。
平均寿命は、女性の方が、長いので、
当然妻の方が、残される。
長寿なので、年金暮らしは、当たり前。
主人が先に亡くなっても、主人の年金が、入ってくるので、寂しさはあるが、苦しみは無いだろうと、思っていたが、そんなに、世の中、上手くはいかないのである。
一生懸命、血と汗を流して働いてくれた主人の年金が、予想外に少ないのである。
100歳寿命のこの時代、考えれば、まだ、
30年は生きなければならない。
子供達に、頼る訳にも行かず、元気なまま、ピンピンコロリと、行く訳にも行かない。
そこそこの、経済状態の良かった家計も、
大黒柱の父親の相続で、気前よく、子供達に分配して、気がつけば、自分の分は、
「えーっ!こんだけ?」
みたいな事になるらしい。
夫婦生活、50年、子供達を大学まで出して、一人前にして社会に送り出すために、お金も使ったが、老後の為に、コツコツと頑張って来た
貯蓄も、孫やひ孫に流れて行く。
友人達の中で、生活保護をかけて、病気になっても医療費もただ、介護費もただになり、
お金はないが、のんびり一人暮らしをしている噂を聞けば、
「いっそ、中途半端にあるより、何にも無い方が、良いかも!」
「最後の砦は、生活保護!」
日本の社会保障は、年金、生活保護と、
こんな制度は、世界のどこ探してもないのだが、出来れば、自力で生きていきたいが、
長生きすればするほど、不安はつきまとう。
そして、若い人たちの税金を使う長生きが、申し訳ないと、思ってしまうのは、私だけなのでしょうか。