最近、
「刺す」事件が、報道されている。
被害者も加害者も、
子供から大人まで、年齢はそれぞれである。
アメリカの様な、
銃社会ではないので、
銃での事件は、少ない。
自分の周りには、
犯罪に関わる様な、事件は無いので、
今までは、人ごとであった。
しかし、世界中が、
恐怖と不安に陥った、パンデミック、
穏やかな田舎暮らしも、
豊かな都会暮らしの人達も、
全ての人の心を、追い詰めてゆく。
「頭が、おかしくなりそう!」
と、自分自身のバランスが、
崩れそうになった人も多いはず。
日本人は、
人間の力で、国の力で、金の力で、
解決できないものに、出会った事がない、
敗戦を乗り越え、
震災にも、耐えて生きて来た。
人が人を、傷つける、殺害する、
権利など、この世には無いが、
いつ、どこで、
自分が被害者に、加害者になるかは、
誰にも、分からない。
目に見えない闇の世界が、
社会の中に、横たわっている事を、
忘れてはならない。
この世に生まれ出て、
事件や事故に巻き込まれた十字架は、
あまりに悲惨で、過酷である。
特に、
子供たちの世界にも、
大人たちの世界を投影した様な、
恨みや嫉妬や差別が、横行している。
純粋な瞳を持った子供たちが、
あっという間に、
濁った瞳に変わってゆく様は、
先人である、
大人達が作った社会の責任である。
握りしめた、
小さな手を離してはならないのである。