「大丈夫!」気のせいよ。
物に溢れかえっていた日本から、
物がなくなる恐怖は、
想像がつかない。
誰も、想像だにしなかった、
コロナパンデミックが来る事さえも、
戦争もなく、
テロもなく、
貧困もなく、
世界の中でも、これ程平和な国は、
稀である。
発展途上国の人達が、
借金してでも、暮らしたい国として、
ナンバーワン!
敗戦から立ち上がり、
作り上げたパラダイスも、
今、足元が揺らぎ始めている。
まるで、
大地震が来る、嵐の前の静けさ、
ギシギシと、プレートが動き出す音は、
誰にも、聞こえてはいない。
「最近、地震多いよね」
「物を作る材料がないみたい」
「ガソリン車がなくなるらしい」
と言う噂話レベルである。
遅れた国の、遅れた人たちは、
何があっても、
「大丈夫!」と、どこ吹く風。
何処かに大地震が来て、
町が津波にさらわれても、
町が焼け野原になっても、
私は「大丈夫!」と言い聞かせる。
世界が、鎖国状態になった位の、
時代背景の中で、
出遅れていた、世界のトヨタが、
「EV車を、増幅した」と、宣言した。
「うん?」
変な胸騒ぎを覚える。
温暖化による脱炭素に迫られ、
今でも、電力不足の日本が、
「電気自動車」に、総替えはできない。
確実に、
「ガソリンがなくなる」
時代が来ることを知っている。
アメリカも、中国も、
自国の油田がある国は、
「大丈夫!」
スーパーには、
物があるが、少しずつ値は上がり、
アウトレットの廃棄前の商品すら、
品薄感がある。
「気のせいよ」と言われても、
「気のせい」が、
思い過ごしでもなく、勘違いでもない、
現象の中にいる事は、確かである。