「白い目」も無くなる時代へ

疲れは溜まるが、

お金は貯まらず、

みたいな心境が続いている。

 

明るい話も、

嬉しいニュースもなく、

笑う事を、忘れてしまった。

 

若い人達が、お酒に委ねて、

暗い世の中を、吹き飛ばす気持ちも、

分からんでもない。

 

以前の様に、

浮かれた世の中でも、

粛々と、マイペースに生きて来た、

友人がいる。

 

相変わらず、

寡黙で、愚痴ひとつ言わず、

生活も乱れず、表情も変えず。

 

「メンタル強いね!」

と言うと、

「むしろ、今の方が楽です」

と、おっしゃる。

 

プロパガンダの横行する、

歪んだ社会の中では、

自分の信じる道は、生きにくく、

変人扱いの冤罪を受ける。

 

みんなが笑ったら、一緒には笑わず、

みんなが怒ったら、一緒には怒らず、

人からのパワハラに耐え、

ボイコットにも、甘んじてきたと言う。

 

今は、

いらんこと喋るな!

言葉には気をつけよ!

無理強いしたら、あかん!

と、自分の思った通りの世の中に、

近づいて来たと言う。

 

差別を個性に変えて、

人を避けるは、ソーシャルディスタンス、

😷と🕶の泥棒ファッションは、

スタンダードになった。

 

「白い目」も、

無くなる時代へと、変容してきた。

世界の流れに、日本の流れに、

逆行せずに、生きやすくなったと言う。

 

「よく、頑張ったね!」

と、言うと、

笑わない友人が、ニコッと笑った。