「まだ、間に合いますか?」
この言葉が大好きである。
命が救われた時、
お金が届いた時、
大切な人と、出会えた時、
絶望の中で、
諦めかけていた時に、
一瞬で、救いの手が差し伸べられる。
「間に合いましたか?」
と、人に助けられた時の、
感動の瞬間に、
人は、「人を信じる」気持ちが、
生まれるのである。
困り果てた時に、
「大丈夫!大丈夫!」
「上手くいくわよ!」
と、言葉だけが、返る事もある。
人が、思いあぐねて来る時は、
もう、時間がない
今すぐ、助けてほしい!
以外にはないのである。
慰めや同情が欲しいわけではない、
その人の必要なものを、
自分の力で、救えるなら、
精一杯できる事を、提供する。
物やお金で、命が救えるなら、
持ち得る人なら、簡単であるが、
この世には、
そんな奇特な人は、多くはいない。
見返りに値する寄附や、
自分の満足感を満たすボランティア、
自分のしたい時に、したい事は、
誰にでもできる。
突然の事にも、
「即決」して、人を助けれる人は、
常に、「人道」と「人類愛」を、
持ち得た人である。
「間に合いましたか?」
「はい、おかげさまで!」
「ありがとうございました!」
日常のなかで、
こんな、さりげない言葉が、
交わされる、世の中になれば、
差別も、戦争も無くなるのかもしれない。