「嫁アバター」が出現したら

フローリングの冷たさや、

エアコンの中途半端な暖かさに、

慣れてはいるが、

 

子供の頃の、

畳の温かさや、

首まで入って、寝ていたこたつ、

ガンガンの熱さのガスストーブや、

そばに行くと、火傷しそうな灯油のストーブ、

 

暮らしのスタイルにこだわって、

電化製品はスマートに、

なってはきたが、

年を重ねた足腰痛む高齢者には、

昔の暖房が懐かしい。

 

人間の労力を、極力使わず、

ソファに座って、AI操作。

その内、

家事を請け負う、人ロボット、

餌もいらない、AI犬が登場する。

 

絵空事に思っていた、

SF小説、SF漫画、

どれもこれもが、

現実の世界になって、

もはや、未来ではなく、過去のもの。

 

スマホに向かって、

「買い物ー!」

と叫べば、〇〇スーパーのオンライン、

「調理しますか?それとも材料?」

とか、言われるん?

 

「お料理だけは上手いのよ」

と言われた嫁も、出る幕無し。

私より、綺麗で、

私より、気が利いて、

私より、なんでもできる、

AI嫁が、登場したら、

 

「この人と、結婚したい!」

基準は変わるのだろうか?

自分とそっくりの「嫁アバター」が、

出現したら、

家事をしてくれて、

子供まで、英才教育してくれる。

 

ちょっと、

「出来の悪い嫁や母は、廃棄される」

妄想も、

あながち、遠からずの、

恐ろしい未来が見えてくる。