「みんなで渡れば怖くない」が怖い

「オミクロン株は、軽症」

ニュース、ワイドショーなどで、

専門家でもない人達が、口にする。

 

殆どの国民は、

メディアの情報の中で、

「希望的観測」を信じやすい。

 

化学的な根拠もない事に対しても、

一般の人たちは、

「そうあって欲しい」気持ちが、

優先する。

 

インフルエンザも、

軽症の人もいれば、

肺炎になり、亡くなる人もいる。

 

未曾有のコロナウイルスを、

甘くみてはいけない。

専門家でさえ、

経験したこともない疾病である。

 

歴史の中でも、

幾度もの、パンデミックは起こり、

国民の半分の命が、失われてきた。

 

どれほど、科学や医療が、

進歩したとは言え、

未だ、コロナウイルスに対して、

確固たる治療薬はない。

 

その日が来るまでは、

素人判断で、

「みんなで渡れば怖くない」は、

決して、するべきではない。

 

本来なら、

まだまだ、寿命がある人が、

「大丈夫や」という無責任な言葉に、

翻弄されてはいけない。

 

医療のことは医療人に、

まかさなければならないはずが、

日本は、政治家や官僚が、

横槍を入れる。

 

だから、

どこまで行っても、すべき対策が打てず、

多くの人が、苦しみ、

悲しみを背負うのである。

命はお金では買えないのである。