数年前、
「アバター」と言う映画を見て、
素晴らしい作品で、感動した。
現実の世界では、車椅子の主人公が、
バーチャル空間では、健常者として、
動き回る物語である。
その時には、夢の世界だと思っていたが、
いまは、現実の世界となった。
いつか来る近未来、
スマホの様に、
一人に一台持つ世界になるだろう。
進化した、
コミュニケーションツールとして、
活用され、
もはや、男性、女性の区別もなく、
もう一人の自分の容姿は、
自由に選択できるのである。
ちょっと引きこもりの人も、
少し、人間関係が弱い人も、
本来の自分の姿で、活躍できる。
私の様な高齢者でも、
20代の可愛いアバターに、
変身!出来るが、
若い男の子と出会ったつもりが、
お爺さん!なんて事にもなりかねない。
そんな日常が、当たり前の時代、
私が存在しているかどうかは、
疑問ではあるが、
記録が残るシステムであるとすれば、
メタバースの世界に、存在し続ける。
何処までも、仮想空間ではあるが、
いつの日か、感覚、実感まで味わう、
世界に進歩してゆくだろう、
静かな夜に、
窓を開ければ、爽やかな風が、
吹き抜けて、癒される。
日々、
移りゆく、月や星の輝きを、
眺めながら、思いを馳せる。
壮大な自然の宇宙空間、
これ以上の美学の世界は、
未来永劫、
創られることはないと、信じている。