20数年前、
整形外科医から、
「変形性股関節症」と診断された。
その後、
手術を勧められたが、
私は、「手術延長」を、選択した。
まだ若く、
仕事もバリバリとしていた頃で、
「まだ行ける」と、決断した結果が、
今に至っている。
体力を使う現場から、
指導、教育の職場に、転換し、
長時間歩行には、車椅子を使い、
家事全般の生活リハビリは、
サボることなく、実行してきた。
その間、
西洋医学以外の、
東洋医学から、怪しげな手かざし治療、
など、周りからの誘いには応じず、
ここまで来た。
友人の多くは、
同じように、歳を取り、
「あっちが痛い、こっちが痛い」と、
高い診療代払って、
「整体」「あんま」に、奔走し、
その場しのぎで、誤魔化している。
人工骨頭が出来てからは、
壊れた家電のパーツを、
交換するように、いとも簡単、
命取りの大病なら、「即、修理」
となるが、寿命とは関係なし。
幼い頃から、
西洋医学の環境に、いたからこそ
猜疑心の強い人間になった。
薬は毒、
痛みは、生きてる証拠、
血は、肉となり骨となる
なんて、原始的な言葉が、
頭をよぎる。
どれほど、
医学や化学が進歩しても、
優秀なドクターに出会っても、
最後は、
全て、「自己決定」
答えを出す時が、近づいている。