世界の製造工場は、日本であった

従業員200人規模の、

製造工場を経営していた友人がいる。

 

買い物、修理、資金繰りに、

関しては、

100%、依存している。

 

今更、

新しい電化製品を買うのも、

「勿体ない!」の、年寄り根性。

しかし、

古い物は、人間と同じで、

使い続けていると、故障する。

 

「洗濯機、壊れたんやけど!」

と、言うと、

チャチャっと、見事に治す。

壊れた部品の代わりになる物で、

元通り、動き出す。

 

電化製品は壊れたら、

買う物と思ってきた考えを、覆す。

ペンチがなくても、

ネジ回しがなくても、

フォークとナイフで、直してしまう。

 

「すごいねー!」と、感激、

「無を有にしてきた」ので、

なんでも、作れるし、

なんでも直せる、

「製造工場、やってたんで!」と、

笑って、答える。

 

日本の高度成長は、ここにあり、

「世界の製造工場」は、日本であった、

素晴らしい技術と、品質の高さで、

日本が、敗戦から、

経済大国の仲間入りになった事を、

忘れてはならない。

 

世界の経済の変革期、

円安になった事で、

海外製造から、国内製造に、

今から、すぐにでも、出来るのは、

日本の製造技術。

 

洗濯機が、直って、

いきよい良く、回る音を聞いていると、

「まだまだ、日本はいけるかも!」と、

人使いの荒い婆さんが、喜んでいる。