窓を開ければ、
緑溢れる、六甲山脈、
生命体を、育んできた、
美しい芦屋川、
当たり前のように、
眺めてきた風景も、
いつの日か、脅威に変わる。
人間の我欲で、
壊れるまで、叩き続けてきた、
地球の自然体系。
人間の命が、
儚く、軽んじられている、
時代に遭遇。
勢力を蓄え、
螺旋を描きながら
巨大な台風が、近づいている。
現代において、
目覚ましく、進歩した、
化学と医学が、
自然の脅威と、ウイルスの猛威に、
翻弄されている。
「もう、どうでもいいや」
と、諦めた人もいれば、
「最後の1秒までも」
と、頑張り続ける人もいる。
「正義の味方」が、
「悪意に満ちた」人だったり、
「秘めたる人」が、
「勇気ある」人だったり、
混乱と、混迷と、混濁の時代には、
新しい生命体が、
誕生し、
世代の交代が、
起き、
揺さぶられ、打ちのめされて、
座屈した場所から、
「新しい芽」が、育ってゆく。