描き続けた「私のキャンパス」

さすがに、

「素足」が好きな私でも、

思わず、靴下を履いてしまう、

冷たい朝。

 

塵芥が、風に吹かれて、

澄み切った夜空に、

月は、煌々と、輝き、

明日は「皆既月食」の夜となる。

 

138億年前、

誰も、見たことも無い、

「ビッグバン」が、

宇宙の始まりと、言われている。

 

「100年寿命」

生きたとて、ミクロの人生。

振り返れば、

あっという間に、過ぎ去って、

他人事だった、高齢者枠。

 

貴重な時間を、

「無駄にした」

「後悔先に立たず」

と、ため息の日々である。

 

怒涛の如く、時間に追われ、

プロパガンダに、流されて、

「勿体ない時間」を、費やした。

 

折角、この世に生まれて、

「それは無い!」と、

私の人生、紐解けば、

それなりに、所々で、光ってる。

 

素敵な、出逢いや、

貢献できた、場面や、

私の力で、成せた事、

 

小さな点が、繋がって、

白いキャンパスが、「私の彩り」

白紙でも無く、

真っ黒けでは無かった事に、

安堵する。

 

神様からは、

「花丸」は、貰えなかったけれど、

一生懸命、

描き続けた、「私のキャンパス」が、

遺って行く。