「働き過ぎたり、無理したり」

夜でもなく、朝でもない、

4時45分に、目が覚めた。

 

窓を全開するには、

まだ、暗く、

夜の間に、冷たくなった足の先、

あったかい靴下を履いた。

 

年寄りは、

「朝、早起き」ではなく、

深い眠りにつけず、

ほぼ、眠ってはいないのである。

 

医学的には、

立証されているが、

2時間ごとの生理現象で、

トイレに通う。

 

「寒い!」し、

「めんどくさい!」が、

言うこと効かなくなった、

「自分の身体」

 

仕事がら、

自分で、体調を観察し、

具合が悪くなる前に、

それなりに、対処して、

様子観察。

 

経験と知識はあって、

他人の事は、分かるけど、

「自分」の事は、

未来永劫、分かりはしない。

 

胃が痛い、

頭が重い、

脚も、腰も痛むけど、

「加齢」による、諸症状と言われたら、

歳に抗うわけにはいかず。

 

随分くたびれてきた、

心身を、

「働き過ぎたり、無理したり」

分かっていながら、生きてきた。

 

少々、

タイルも剥がれ、色も褪せたけど、

何故か、

頭と心は「潔く」、

自然の法則には、抗わず、

「甘受」している、私がいる。

 

明るくなり始めた、

窓の外、

いつもと変わらず、

美しい、冬景色の朝が来た。