「若い頃」より、今がいい

寒いけど、窓、全開!

朝一番の、冬の風を取り込んで、

一日が始まる。

 

手足の痛みで、気温がわかり、

温かな一杯のコーヒーが、

脳を覚醒してゆく。

 

ギクシャクする身体を感じながら、

「若い頃は」の言葉がよぎる。

口には出さず、

現実を甘受するのは難しい。

 

テレビなど、

普及していなかった時代に、

知識や情報は、

本や雑誌、新聞などが、

唯一の、情報源であった。

 

重い辞書など持ち歩く事もなく、

指先一本で、

あらゆる情報が分かる時代になった。

 

何度も、資料や本を読み返し、

頭に叩き込む事もないので、

一瞬で、解読できるが、

記憶野には、残りにくい。

 

光のスピードで、受信送信、

事と次第によっては、

命までも、救える優れものである。

 

日本の規制の中で、

マスメディアが、偽りの発信をしても、

世界のネット情報が、

寝たきりの高齢者にも、届けてくれる。

 

「若い頃は」と、

執着と惜しみはやめて、

「若い頃より」

この時代にまで、生き残こり、

ネット社会に遭遇した事が、

日々感謝である。