街は、
ロマンチックな、
クリスマスの跡形もなく、
華やかな、
「お正月モード」に、早変わり。
値上がりも、食品ロスも、
忘れたかのような、
食料品の賑わいに、
人々が、流れに飲み込まれていく。
誰が決めたか、
「知らんけど」
起源は、
千年以上前の平安時代から、
食べ続けてきた、「おせち料理」
作る人、食べる人から
いまや、
「出来合いのおせち」を、買って、
食べる人、食べる人になった時代。
幼かった頃、
座敷の、床間の前で、
父親が音頭を取って、
しめやかに、行われたお正月風景も、
今では、
ワイワイ、ガヤガヤ、
呑んで、食べて、
食べて、呑んで、
御年玉を、もらってチョンである。
Z世代に、なっても、
お正月は、やって来る。
「手作りおせち」は、消滅するけど、
新たなる、形になって、
受け継がれてゆくだろう。