失敗も「若気の至り」で済む話

昔、

「今日は雨が降るよ」

雲一つない、青空なのに、

祖母が、呟いていた。

 

信じられなくて、

傘も、持たずに出かけたら、

「土砂降りの雨」

なんで、当たるのか不思議であった。

 

祖母と、同じ歳になった、今、

謎は解けたのである、

朝、目覚めた時から、

「今日は、低気圧」と、

持病の脚が、教えてくれる。

 

雨が降る時は、

疼くような「鈍痛」

雪が降るほど、寒い日は、

刺すような「刺痛」

 

悪化したのかと、

心配していると、

温かな日差しの日は、

ケロリとして、動けるのである。

 

どちらにしても、

原因は、

「加齢」「高齢」「運動不足」

治療の術無しである。

 

一昔前、

「ミニスカート」全盛期、

流行に遅れる事なく、

「ギリギリガールファッション」で、

若者達は、街に繰り出す。

 

歳を重ねて、

若い女性達の、

はち切れんばかりの「健康美」に、

「若き日の我が姿」を、

投影すれば、優しさが溢れてくる。

 

人生の中で、

お金を積んでも買えないものがある。

「過ぎ去った時間」と、

「変え難い若さ」である。

 

若さゆえの宝物、

若さゆえの行動、

大らかに、自由に、生き抜いてと、

願ってる。

多少の失敗も「若気の至り」で、

済む話である。

 

「元、若者達」は、

外野席から、

若者達を、応援する役目が、

まだ、残されているのである。