「憤怒の嵐」の解消法

「頭に来る」事や、

「カーッと」とする事は

長く生きていると、

山ほど、経験する。

 

「返す言葉」を、飲み込み、

「平静さ」を、保ち、

「怒り」も、見せずに、

持ち帰る事が、多いが、

 

「腹の虫」が、治らない時には、

お風呂に入って、

不愉快な気持ちを、

洗い流す事にしている。

 

仏教用語に、

「無の境地」

と言われる言葉がある。

 

不謹慎だが、

私にとっては、

裸で浸かる、お風呂の中である。

 

一瞬で、

「意識の眼」は、閉ざされて、

「魂」が、解放されてゆく、

「肉体」からは、力が抜けて、

漂う様に、浮いてゆく。

 

幽体離脱」の、

経験はないが、

ハンドリングが、出来なくなった、

意識が、

「死後の世界」へ、誘われてゆく。

 

時間が、止まり、

「不必要な雑念」が、流れて出て、

「凍りついた心」が、溶けてゆく。

 

この世に、

生まれる前の、母の子宮の中を、

覚えてはいないが

 

自己の確立もなく、

身勝手な知識もない、

「純粋な心」が、宿っていた頃が、

脳裏に、去来する。

 

日々、

不合理な、世の中に、

理不尽な、人間に、

「憤怒の嵐」が、

お風呂だけで、

ストレス解消できる事に、感謝である。