「昔のお婆さん」は、
足が痛かったり、
腰が曲がってきたり、
指が変形してきても、
さすったり、温めたりして、
「膏薬」貼って、辛抱していた。
摩って、
治る程度なら、我慢するが、
親指の付け根の骨が痛み出すと、
肩から、首にまで、疼き出す。
包丁も、ペンも握れず、
「我慢の限界は早く」
さっさと、医者へ!
整形に、行こうが、
内科に、行こうが、
外科に、行こうが、
答えは一つ、
「加齢によるもの」と決まってる。
そう言われたら、
「先生、私はまだまだ若い!」とはいえず、
納得はできず、
言い訳もできず、
湿布と痛み止めもらっての、
「帰り道」
「加齢」や「老化」や「認知症」って、
正式な、疾病なのか病気なのか?
が、腑に落ちない。
使い古した、
脚の骨を、人工物に交換して
ハイブリッドに、なったら、
痛みも取れて、楽にはなった。
私の骨の代わりに、
見たこともないような、
「人工骨」が、
レントゲンに映し出されているのは、
なんとも、複雑な気持ちである。