「死に損ないの命」まだ使えるかも

去年の春、

「突然の大病」から、

一年がたった。

 

「死因第3位」に、入ってる病なので、

決定的な、治療法は、

「あるようでない」といえる。

 

ドクターですら、

「運が悪かったんですね」

「健康な暮らしをしていても、

突然、襲ってくる」

科学者の言葉とは思えない言葉である。

 

暴飲、暴食はなし、

ウォーキングやテニスで、

そこそこの運動も絶やさず、

早寝早起もして、

品行方正の高齢者でも、

いきなり、心臓は止まる。

 

昔から、

「病気とお金」には、縁がなく、

私の身体にも、財布にも、

病気もお金も、長く滞留はせず、

 

常に、

一人で苦労を背負ってる姿に、

神様も、

せめて、

「健康だけは与えてやろう」

とは、思わんのである。

 

安心してたら、

「二度あることは三度あり」

「泣きっ面に蜂」など、

不幸は、

「畳み込むように来よる」のである。

 

それでも、

どれほど歳を重ねても、

負けず嫌いの、憎たらしい性格が、

「力を発揮する」ようである。

 

拾った

「死に損ないの命」

まだ使えるかもと、

無駄にはしたくなくて、

この経験を、プラスにする事を、

かんがえた。

 

「加齢による必ずやってくる病気」の、

対応策、

精神の保ち方、

残存時間の乗り切り方など、

「経験に勝るものはない」と、

いわれてきた。

 

「三途の川」を、渡り損ねて、

この世に戻ってきた経験は、

死んでも忘れることはないのである。