「お疲れ様でした」と言える人生

生野菜や、フルーツを、

ミキサーで攪拌したフレッシュジュースから、

朝は、始まる。

 

五臓六腑に染み渡り、

「ああ、健康!」

と、勝手に思い込みの何十年。

 

大病こそ、未だ、してはいないが、

身体中、病気のデパート。

ほぼ、民間病院の診療外来で、

御厄介に、なってきた。

 

「薬は毒にもなる」

と、疑いながらも、

痛みや、疲労感には勝てず、

毒でも飲んで、楽になりたい。

 

人は、

いけない事と、わかっていながら、

ついつい、自分には寛大である。

「やっちゃった!」

後で、「反省!」の繰り返し。

 

塩分、糖分控えてください

と、言われた帰り道、

モンブランケーキ」をぶら下げた、

煩悩に支配された私がいる。

 

「教育」に携わる仕事についたが、

「昔から、したかった事ですか?」

と、問われたら、

「成り行き」でとしか言いようがない。

 

「家族が、一番大切か?」

と、問われたら、

一番にせずに生きてしまった結果がある。

 

どれもこれもが、

聖人君子ではない、ただの人、

振り返れば、中途半端な生き方で、

軌道修正の連続人生。

 

「よう、やった!」

と、褒められる人生ではないけれど、

最期には、

「お疲れ様でした」と、

自分が自分に言える事は、確かである。