「生徒」が「先生」と、呼び続けてくれたら、

最近、

久しぶりに

私にとっては、

極めつきの、「三人の元生徒さん」が、

来訪してくれた。

 

一人は、国家公務員、

一人は、元、赤十字職員、

一人は、教職員である。

 

この人達が、

私を、

「先生」と呼び続けてくれているかぎり、

私は、教育者として存在している。

 

人生の計画の中に、

「先生」やら、「講師」をやりたいなど、

微塵もなかったし、

未熟な私が、

人に教えるなど、とんでもない!と、

おもっていた。

 

人の一生、

「何か起こるか」分からないし、

「誰と出会うか」わからない、

あの阪神大震災が、

私の人生を変えたのである。

 

私が勤めていた、

会社があった神戸の街は、

「壊滅的な被害」に遭い、

断念したのである、

 

いきなり、

目の前が、シャットダウンされて、

暗闇の中で、

未来のことなど、考える余地もなかったが、

 

瓦礫の中を、火の海の中を、

命を救うために、

飛び込んでゆく人々の勇気に、促されて、

「フツフツ」と、沸き起こる、

希望の光が、あった。

 

「負けるもんか!」という気持ちと、

救われた命で、

「誰かを助けたい」という気持ちが、

次なるステージに、導かれたのである

 

「名称独占」

「業務独占」

人間の生命に関われる資格は、

山ほどある。

そのチームワークのなかで、

それぞれが、専門性を発揮する。

 

人知れず、

真っ暗な闇の中で、

迷える人々を導く世界に、飛び込んだ。

 

「たった一人の人の命」でも、

助けることが出来たなら、

「たった一人の人の心」でも

救えることが出来たなら、

「先生!」とよばれて、うれしい。