「雨が降ろうが、槍が振ろうが」

「生温かさの残る」

空気の中を、

「終わりそうもない」

春らしい雨が、降り続けている。

 

「金曜日か土曜日」にでも、

しっとり雨が降ってくれれば、

高ぶる気持ちが、

少し、押さえられて、

「心」、落ち着く。

 

「一週間のど真ん中」

水曜日の朝からの雨は、

なんだか、うんざり。

ため息混じりの、朝のラッシュに、

「おにゅー」の、春のブラウスも、

濡れてゆく。

 

「すこぶる若さ」が、

不愉快さを、払いのけ、

古い言い方だが、

「雨が降ろうが、槍が振ろうが」

やり遂げるぞという、決意が

明るい笑顔に、現れる、

 

四月はいいな!

やっぱりいいな!

昨年からの、ゴチャゴチャが、

色々あっても、

カレンダーを、一枚めくれば、

嬉しい赤い印が、ついている。

 

リセットされた世の中も、

「新しい顔」に変えられて、

「新しい街」に風が吹き、

これからの、若者を受け入れる。

 

まだ見ぬ、未来に、

願いを託して、

「貴方の夢」を、叶えてほしい。

 

赤い絨毯こそ、敷いてはいないが、

貴方たちの、先祖が、

通ってきた道。

 

後ろからくる若者たちが、

「怪我をしないよう」

「傷つかないよう」

「迷わないよう」

頑張ってきた年寄りも、いたことを、

忘れないでほしいと、願っている。