テレビのニュースは自分ごと

おかしな話である。
私も、経験したことがあるが、
なぜ、被害者が、月日が経ち、しばらくすると、いつの間にか、どちらが、被害者かわからない出来事が起こってくる。
事件に関して、真摯に受け止め、国が定める機関に全てを託し、言い訳もせず、寡黙に対応していると、加害者側に、大きなバックヤードがあったり、社会的に、地位や名誉があると、
その権力や支配が、ひたひたと闇の中を、
動き出す。
根本原因は、加害者から始まったはずなのに、被害者側が、大人しく、引き下がっていると、開き直ったように、別の案件を持ち出し、被害者の動きを批判し出す。
突然降りかかってきた被害に、人間として、感情論でなく、法の裁きを選んだ苦渋の決断。
この事により、人生の中で、被害者は大切なものを失い、孤立して行く。
相撲にはそれほど、興味もないが、暴力事件を起こした加害者は、さっさと何処かに消えて、
相撲協会との新たなる問題が、勃発して、
誰との戦いなのかがわからなくなり、
被害者が庇護されず、去らねばならない現状になるのか?
権力、支配、お金が渦巻く組織の不気味さが、テレビを通して、見え隠れするが、
こんなことは、人ごとではなく、きっかけさえあれば、いつでも、巻き込まれる要素は、
私たちの日常生活の側にも、潜んでいる。