初めてわかる「高齢者の悲哀」

梅雨時は、

タチの悪い低気圧が、

自律神経を、乱して行く。

 

やる気を失った、

副交感神経が、

「食っちゃ、寝て」

「寝ては覚め、起きてはうつつ」と、

ヘドロの様な、身体になって行く。

 

梅雨なのに、

「しとしと雨と、違うんかい!」

と、言いたくなるほど、

窓を開ければ、雨、あらし。

 

「今日は、出られん!」

と、大手を振って、

部屋着のままで、自堕落を謳歌する。

 

残りの人生、

「好きに生きよう!」と、

友人達と、交わした約束が、

コロナのおかげで、

「監禁状態」

 

朝なのか、昼なのか、夜なのか、

きじめもなければ、

区別もない。

 

「宅配お弁当」

メインは野菜、

その上、薄味、

健康のためには「もってこい」と、

友人達のお誘いに、心は揺れるが、

「お料理せずして、何をする」

 

年相応の、機能低下、

高齢者枠の、社会保障

人並みの人生で、結構と、

「イタタ、イタタ」と、言いながら、

過ぎて行く。

 

身体は、ガタガタ、

容姿は、ムチャクチャ、

年金は、ホソボソ、

なって見て、

初めてわかる、「高齢者の悲哀」

 

障害物競走みたいに、

ゴールまで、走ってる。