未だかつて、見たことない「地球の異常気象」

昔は、夏には、

「つきものみたいな」台風、

長く、生きてきた人間には、

慣れっこで、

多少の暴風雨も、通り過ぎれば、

ただの大雨であった。

 

連日、メディアが、

大騒ぎしているが、

台風が大変なのではなく、

台風が、来るかもと予測しながら、

「飛び込んで行った人達」

 

飛ぶわけない飛行機を

待ち続けても、

決して、飛ばない飛行機を、

あてにして、「座り込む人達」

 

飛行場に、

人は膨れ上がり、

怒りで燃えた頭を、

クーラーの効かない熱さが、

追い討ちを、かけてゆく。

 

「足止めされて」

沖縄から、

「帰りたいよー」と叫んでも、

島国からは、船も飛行機も出ない。

 

逆に、

たとえ、台風の真っ只中でも、

買ったチケットを握りしめて、

「行きたいよー」と、叫んでもいけない。

 

長く生きてきた、

私たちでさえ、

未だかつて、見たことない、

「地球の異常現象」

 

見たことも無い、

「温度計の高い」数字、

聞いた事もなかった、

「線状降水帯」に降る雨の、数字、

そして、

広がる「被害とや死者の数」

 

テレビの片隅に、

普通に映し出される、

「警戒アラート」

命さえも、ひきかえの

「気候変動」

救急車のサイレンの音が、鳴り続けている。

 

人間が起こす、

戦争も、怖いけれど、

自然が、壊れてゆく、

自然破壊も、怖い。

 

地球が、

誕生して、50億年近く経つと言う。

化学でも計り知れない、

「ミラクルな地球」を、

人間は、大切にしてきたのだろうか?

 

「幾度もの危機」に遭い、

「地球滅亡」を、味わい、

今日まで、存在してきたが、

人間が、しでかしてきた、

我欲による、

「地球破壊行為」

 

科学者達の警告を聞かず、

経済の発展のために、

美しい地球を、壊してきた罪は、

計り知れず、大きい。

 

地球の内部が、

充満したガスで、膨れ上がり、

小さな針の先ですら、

大爆発を起こす結果になろうとは、

だれも信じては、いないのである。

 

昔、観た映画、

猿の惑星」のラストシーンが、

目の前に浮かんでくる。