大病などしない人が、
「人の一生、死ぬ時が決まってる」
と、神様みたいに公言する。
何を根拠に、
そんな「いい加減なこと」を、
病気や、虚弱で悩んでいる人に、
元気づけるために、いったとすれば、
大間違いである。
歳を重ねていくたびに、
人は、「あちこち壊れていく」
ちょっとした不調から、
身体のバランスを崩し、
次々に、「病を起こしてゆく」
これほど、
医学や化学が、進歩していても、
「生まれて初めての手術」
「死に至る病気になると」
命が救われたとしても、
その時の、恐怖が残ってしまい、
「うつ病」になったり、
「不安症」になったりして、
心身症に、なる場合もある。
若いと、
細胞も生まれ変わり、
「九死に一生」でも、救われる奇跡は、
いくらでもあるが、
高齢者は、
機能低下や、免疫力低下で、
完治しにくいことは確かである。
この世に生まれて、
良き事悪しき事もあり、
不幸続きであっても
小さな幸せに、感謝しながら、
生きてきたから、
そんな簡単に、あの世には行きたくないと、
年寄りだって、願ってる、
「人の一生の時間」が決まってるなど、
本当にわかって仕舞えば、
生きる気力も、
夢も希望もなくなるような気がする。
最期まで、頑張って生きる事が、
大往生と言えるのだろう。