昔の、
私の仕事は、
厚生省管轄の、専門職である。
一応、
その為に、順次資格を取得したが、
そのうちの、
「たった一つの資格」だけでもあれば、
必要とされるところと、
契約になる。
その会社に、
必要な資格があれば、
管理者側や、教育者側にも、
ポジションはある。
もちろん、
資格証だけあっても、
「素人みたいなもの」であり、
むしろ、
資格が、なくても、
「長い現場経験」が、物を言う。
誰が社長かわからないくらい、
有資格者は権限があるので、
素人の社長は、おまかせ状態である。
業務独占を持つ、
医師や看護師、弁護士など以外は、
してはいけないこともあるが、
チームワークを組む時には
資格は有効となる。
ある程度の現場経験を、
10年以上ふむと、
次は、
教育という階段を上がる事になる。
現場で、
バリバリやっていた人が、
講師になったり、教師になったりするが、
割と、継続できずに、辞めていく。
他者に教える仕事は、
非常に難しく、
先生の講義次第で、
やる気をなくす人も、いなくもない。
高校生から短大生、
大学生から一般人など、
年齢も違えば、理念も違う、
教育の、一般授業に組み込まれる場合
企業の、新しい分野に参入する場合、
専門的な話をしても、
すでに、面白くもなんともなく、
技術や知識は、
「働きだしてから身につくもの」である。
私の講義は、
いつも、私の悩み事から始まる。
様々な、
「困った問題」「できない事」を、
かたずけるのが、
「有資格者」の仕事になるからである。