歳を重ねても「寛容な心」でありたい

春うらら、

「開け放した窓」から、

春色の風が吹き抜ける。

 

今日は、

なんだか、気持ちもすっきり、

「汚れのない、清き言葉」が、

すらすらと、流れるように、

聞こえてくる春日和である。

 

たとえ、

そんな爽やかな日でも、

唐突に、

「虫の居どころ」が、

悪くなる場合もある。

 

親しい者同士でも、

気分も違えば、思考も違い、

「脳の加減」も、

不愉快な状況にもなる。

 

元来、

二人の、「今日の思い」が、

行き違いになってしまうと、

「その場で解決」しようと、する人、

「その場を静か」に、流そうとする人、

両方ある。

 

しかし、

顔や態度に出てるので、

不愉快がバレてしまう。

「なんで?」と聞くと、

自分には興味のない話は

「しないでほしい」と、言われる。

「聞きたくない」と、言われる。

 

「楽しい1日の始まり」に

良かれと思った話題を、

提供したつもりが、

頷きもせず、無視する態度に、

気分も、悪い。

 

「聞きたくなかった」と、

言われた方は、

引っ込みもつかず、

恥をかいた形になり、

プライドが傷も付く。

 

あれほど、饒舌に話をしたが、

まるで、

石の如く、

「口も、心」も、閉ざしとしまう。

 

男性が、我慢強いのか、

女性の方が、プライドが高いのかは、

定かではないが、

「根幹を揺るがす」ほど、

二人の気持ちは、遠のいてゆく。

 

聞くのが嫌なら、

一人でいればいいし、

言われた方も、

どれがお気に召さないかはわからずに、

注意されたら気分も悪い。

 

同じ人間から、

発する言葉が、話が、

「良し悪し」になる関係なら、

元から、

気に入らん相手なのではと、

女性は、思うのである。

 

理屈抜きに、

「こりゃダメだ!」とすれば、

一緒にいても、

向上も無ければ、意味もない。

 

というような、

高齢者の話が、

最近よく聞くようになった。

「この頃、怒りっぽくなったね」

「この頃、すぐムカッとするのよ」

「この頃、我慢ができないのよ」

 

つまりは、

お互い、歳をとったと言う証であり、

何十年の

70歳を超えた人達の

別れ話の原因に、なる場合もある

歳を重ねても、

「寛容な心」では、ありたい。