「待てど、暮らせど」

乱世の時代、

混迷の時代になって、

随分と、「月日が経つ」

 

歴史的に見れば、

「地球上に起こる悲劇」は、

そのうち、いつの間にか、

終わりを迎えて、

元通りになって行くものだと、信じていた。

 

今回は、

「待てど、暮らせど」

あちこち探しても

「良き事、明るい未来」が、

見つからないのである。

 

かけ間違った「ボタン」

どころではなく、

ボタンを握りしめながら

「収めるボタンホール」は、

元より、

作られてはいなかった。

 

戦争という、

他国への、領土乗っ取り、

罪なき、人々を殺しあう悲劇にも、

多少なりとの、

「約束事、尊厳」は、

含まれてはいたはずではある。

 

今、地球上で、

繰り広げられている、

人災、自然の災害、地球変動、

「容赦なく」

残虐な行為は、継続し続けている。

 

火種は、

いつでも、どこにでもあったが、

近代国家の時代の中で、

成熟した国々、国連や赤十字、G7.

 

「歯止めはあったはず」と、

私達凡人は、信じていたが、

どうにもならない現状に、

呆然と立ちすくんでいる。

 

「大地」は、壊れて崩れ、

「建物も、樹木」も、焼けて崩れ、

川に、

「人の血」が、流れ続けてゆく。

 

ミサイルの飛び交う、

真っ暗な空の向こうから、

「神様が放った」一筋の光が、

瞳の中に、眩しい。