第九話「教祖は、神様ではないのです」

なるべく「天国に近い場所」に、

引っ越そう!

 

と、探し出したら、

府営住宅高層マンション14階が、

「当たり!」

高齢者が、絶対に応募しない階である。

平地で立ってても、

ゆらゆらゆれている高齢署にとっては、

「宇宙ステーション」みたいな、部屋で有る。

 

ベットに寝て、横を向いたら、

「お月様」が、のぞいてる。

「お星様」が、踊ってる

リビングが、仮想空間である。

 

「流れ星」が飛びかう、

パノラマみたいな夜空を、バックに、

待ち望んだ、

「聖なる相談業務」が、開催される。

 

人に言えない事なので、

簡単には、片付くような問題ではない。

結局、

良き案もなく、善なる解答もない。

どうしていいかわからない問題を、

一人で抱えている事自体が、

問題で有る。

 

「カテゴリー別」に分けて、

人間関係、

お金の問題、

病気や障がいの問題

は、専門的に処理していけば、、

整理はされてゆく。

 

どこまでも変わらないのは、

本人の考え方であり、

自分を気遣えなかったがために、

苦しめて来た、心の解放。

 

「教祖は神様」ではないのです。

困った人達の、代弁者として、

頭に、浮かんでくる、

「6コマアニメ」を描いて、

伝えてゆくのが、使命なのである。

 

その人にしか見せない、

6コマアニメの「1ページ」

もらった人たちの枚数を、

合わせれば、

「壮大なドラマ」が、出来上がることを、

願ってやまない。