たどり着いた先が、これですか?

朝の

太陽の光に誘われて、

一枚薄着で、外出したら、

「騙し討ちのような」寒さに、

ブルブル震える結果になった。

 

早く、春がやってくることを、

夢に見て、

テレビの天気予報の、

オーバー気味の報道に、

その気になって、えらい目にあってしまった。

 

元気で働いていた、

若い頃は、

何にも考えずに、動いていても、

「アクシデント」は、跨いで飛べた。

 

しかし、

「歳を重ねた今」は、

いきなりの事に、対処ができず、

「困り果てること」が、おおかりし、

 

不自由なことは、

自分で解決できるだけの、

優れた「能力」と、

自由に動ける、若い「肉体」が、

いとも簡単に、処理してくれた。

 

「ずーっと先」も、

「ちょっと先」も、

いつかは、必ずやってくる、

叶わん「老後」のことは、

想像もせず、生きてきたから、

「難儀な事」に、

右往左往している、今がある。

 

世の中のことは、

全て「表裏一体」

若さに対して、老いがあり、

幸せの背中に、不幸せ、

自由の裏には、不自由がある。

 

そんな事、

考える余裕もなく、働き続けて、

たどり着いた先が、「これですか?」

先に行けば行くほど、

闇は深く、道は狭くなってゆく。

 

もはや、

能力、体力のエネルギーは、

残り少なくなってきたけど、

「助けてくれる」若者たちが、

まわりに、

増えてきたのは、嬉しい限りである。